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積極的支援レポート 保育園事例集
 ある疾患を特定して、その presenteeism を測定しようとする疾患特異的なツールと、様々な疾患による presenteeism を測定しようとする包括的測定ツールの、大きく分けて2つの種類があります。

1)疾患特異的なツールとしては、
 (1)アレルギー性鼻炎用:
 • Work Productivity and Activity Impairment Questionnaire -Allergic rhinitis
   ( WPAI-AS )

 (2)特定の疾患をあてはめて使用するもの:
 • Health-Related Productivity Questionnaire-Diary ( HRPQ-D )
 • Work Productivity and Activity Impairment Questionnaire -Specific health problems
   ( WPAI-SHP )

2)包括的測定ツールとしては、
 •  Stanford Presenteeism Scale ( SPS )
 •  Health and Labor Questionnaire ( HLQ )
 •  Health and Work Performance Questionnaire ( HPQ )
 •  Work Productivity and Activity Impairment Questionnaire-General Health
   ( WPAI-GH )
 • Work Productivity Short Inventory ( WPSI )
などがあります。

 SPS ( Stanford Presenteeism Scale )は、 2004 に Turpin RS, Ozminkowski RJ らによって現在の 13 項目にまとまられた尺度です。労働者が最も影響を受けている健康問題( PHC )を尋ねて、その疾患による presenteeism を測定することで疾患ごとの presenteeism の程度を比較できます。 SPS は米国において大規模な調査により、高い信頼性と妥当性が証明され、質問項目数も 13 と実施しやすいのが特徴です。

  SPS は一般労働者を対象とする presenteeism の包括的測定ツールで、4つのパートから成り立っています。

パート
パートの内容
質問数
第1パート ・労働者の健康問題とその中で労働者が最も影響を受けている健康問題(Primary Health Condition:PHC )を尋ねるパート 対象者により多少の変更は可能と考えます(現時点では 16 不調)
第2パート

Work Impairment Score; WIS
・様々な労働場面の中で、 最も影響を受けている健康問題( PHC )のためにどれだけ労働遂行能力が障害されたのかを測定するパート
・得点が高いほど presenteeism が高く,労働遂行能力の低下が大きいことを示す。

10 項目
いつもそうだった= 5 ,ほとんどそうだった= 4 ,ときどきそうだった= 3 ,あまりなかった= 2 ,全くなかった= 1 の 5 段階のリッカートスケール。

10 問のうちの5項目は逆転項目となっており(労働を実施できた程度を尋ねている),逆転化させた上で単純加算した合計得点の素点(得点範囲 10-50 点)を得点範囲 0-100 点に換算し* 2 , WIS の得点とします。

第3パート

Work Output Score; WOS
・ PHC が有りながらも結果的に何%の労働を達成できたかを尋ねる
・ WOS は presenteeism の結果として起こる労働アウトプットの損失の程度を想定した質問項目
・ WOS は値が大きいほど不調の労働への影響が小さく,値が小さいほど影響が大きいことを示す。

1項目
100 段階の VAS

第4パート

・ PHC による病気休業時間
PHC によって過去一ヶ月間で取得した休業時間を尋ねる。

1項目
0.5 時間単位

*1 SPS 日本語版 V.2 の使用をご希望の方は、
    荒木田美香子( marakida@yahoo.co.jp
    和田耕治( kwada-sgy@umin.ac.jp )にご連絡ください。

* WIS の計算式: 得点換算式:
     WISの得点=(合計得点の素点- 10) / 40 ×100

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